感心、ものづくりの原点を探る旅~創意工夫に挑む絹産業の技術物語~

団体名
NPO産業観光学習館
背景

関東平野の奥に位置し、草津・尾瀬・軽井沢・信州などの有名観光地への通過点となってしまっている群馬県南部・埼玉県北部地域。雇用も減少し続け、都市部と比較するまでもなく何もないという印象の強いこの地域の活性を目指して、広域連携による観光開発を目指す。

ストーリー概要

「明治日本の産業革命遺産」としてユネスコの世界遺産に登録された富岡製糸場を核として、この地域で絹産業が花開くことになった背景や経緯(女性が養蚕・製糸などを支えてきた「嬶天下」の文化、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一)とともに、地域の自然資源も紹介、『坂の上の絹』物語として一連のストーリーを発信する。

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作成した地域ストーリー

2015.10.09

第4回ストーリー研究会

2015/10/01

NPO産業観光学習館の第4回ストーリー研究会が開催されました。

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まず、第3回WGの議事録を元にふりかえりを行いました。

前回の研究会では、ペルソナに「産業人」というキーワードが出されたこと、知的好奇心を刺激するような、「本を読むような旅」が提案されたこと、オリジナルストーリーの案として、

起:富岡生市場開設

承:工女達の活躍 繭の飼育方法 繭の保存

転:世界へはばたく日本の製糸

結:世界遺産に登録、未来へのメッセージ

というストーリーの案が提案されたことの共有が行われました。

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次に、エイエイピーの伊藤氏より、9月29日に開催された第1回市場調査の報告が行われました。

アンケート調査にご協力くださった方からは、絹等に関する言葉が難しいという意見が聞かれたそうです。これを受け、用語の解説等が必要であるという意見が述べられました。

また、インタビューの手法としては、一人にヒアリングを行うため、時間がかかってしまうことから、受け付け順にアンケートを行うなど、10月5日の第2回目に向けての手順確認が改めて行われました。

現在行っているインターネット調査は、9月下旬から開始し、10月26日の委員会でレポートと概要が伝えられるそうです。

また、NPO産業観光学週間では50社程度を対象に旅行業者への調査を実施予定です。

続いて、地域ストーリーの検討と成果物の共有化が図られました。

エイエイピーの小島氏より、「坂の上の絹」物語の体系図、人物相関図の発表が行われました。今後内容に関し、専門家を交えての検討を行っていくそうです。

また、成果物に関して、ロゴやキャッチフレーズ等分かりやすくストーリーが伝わるようなものを作成していく予定です。

NPO産業観光学習館では10月26日にストーリー事業の中間報告会を開催します。

その中で、現在行っている調査の中からどのようなペルソナが誕生し、オリジナルストーリーが生まれるのか非常に楽しみです。

2015.10.08

DMO勉強会

2015/09/30

NPO産業観光学習館にて、DMO勉強会が開催されました!

日本政策投資銀行 中村欣央氏により「インバウンド観光客への対応強化に向けての日本型DMOの活用について」をテーマに講演が行われました。

インバウンド観光客の現況やアジア8地域・訪日外国人旅行者の意向調査、海外の事例を踏まえ、日本型DMOの形成による観光地域づくりに向けての提言がなされました。

その後意見交換が行われました。

ストーリー事業では、複数地域に渡るストーリー策定を目指しているため、DMO間のコーディネートや県との関係性に関して質問が投げかけられました。

それに対し中村からは、都道府県の境界にはあまりこだわらず、連携できる市町村で組んで行うというのも一つの方法であり、広域のDMOとテーマ別のDMOは両立できるのではないか、との意見が述べられました。

また、NPO産業観光学習館では、今後の人材確保が課題となっているようです。

それに対しては、最初の段階ではリーダーになりうる人の人選を行い、その後次世代のリーダーの育成に努めることが重要であることが話されました。

NPO産業観光学習館では、今後DMOの認定に向け組織を形成し事業を進めていく予定だそうです。

今回の勉強会を受け、NPO産業観光学習館の石倉氏は、「DMOは認定を取ることが目的ではなく、旧態依然を打破して新しい地域振興策のカタチを再構築するための手段」であると感じたようです。

今後は11月に経済産業省の山田氏を招き、群馬と埼玉の二県にまたがり広域連携が特徴であるこの地域特有の課題と、国の視点からDMOの在り方を検討する予定です。

2015.10.03

市場調査

2015/09/29

NPO産業観光学習館の市場調査が、銀座の「ぐんまちゃん家」で開催されました。

当日は、富岡製糸場に関する講座、地域ストーリーのペルソナを導き出すためのアンケートとインタビュー調査が行われました。

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講座では、「世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産群の果たした役割」をテーマに、富岡製糸場世界遺産伝道師協会会長 の近藤功氏より富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録されるまでの経緯や、近代化と生糸の関係、当時の富岡製糸場及び絹産業遺産群の歴史や役割について話されました。

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アンケートは、生年月日、年収、趣味、対象エリアを訪れた際に期待する事など、全22の設問が設けられ、インタビューでは講座の開始前にレクチャーを受けたインタビュアーより、「上州に伝わる“かかあ天下”の意味をご存知か?」や、「製糸場を支えた工女たちの思いや働きをご存知か?」など専門的な質問に加え、訪ねてみたい絹産業遺産の史跡とその時に楽しみたい事など、全10問の質問事項に関してインタビューが行われました。

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今回の講座と市場調査の参加者は、ぐんまちゃん家をよく利用し、ポスターなどを見て参加した人が大多数であったため、参加者の方はアンケートやインタビューに対しても積極的に取り組んでいる様子でした。

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平日にも関わらず老若男女問わず多様な方が集まっていたのが印象的でした。

10月5日の回を含め、約100人のアンケート及びインタビューを予定しています。

NPO産業観光学習館では、今回の市場調査の結果と、実施中のWebアンケートの結果を元に、ペルソナの設定を行います。

2015.07.29

NPO産業観光学習館~現地視察~

2015/7/27

NPO産業観光学習館の現地視察が行われました。

NPO産業観光学習館では、群馬県(富岡市、伊勢崎市、藤岡市、下仁田町、安中市)、埼玉県(本庄市、深谷市、熊谷市)を拠点とし、世界遺産『絹の郷(さと)』広域連携による地域ストーリー策定・事業化推進事業〜時代を駆け上がった上州、武州の原動力「坂の上の絹」物語〜をテーマに、今回の地域ストーリー事業を進めています。

まず、NPO産業観光学習館のガイダンスセンターの見学をさせていただきました。宿泊もでき、ホールもあるこの施設は、地域ストーリー事業の拠点の一つとして活用する予定だそうです。

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会議では本事業の趣旨や進め方の共有、書類の最終確認等を行いました。すでに動き始めている本事業ですが、キックオフとして7月30日に第1回の報告会の開催が予定されているそうです。

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また、今回の「絹」を語る上で外すことのできない、世界遺産『富岡製糸場』と『田島弥平旧宅』を見学させていただきました。

養蚕と絹は日本の産業の要だっただけでなく、ファッションや女性の働き方(雇用)を大きく変えたものだったそうです。

富岡製糸場

 

田島弥平

今後、NPO産業観光学習館では、地域ストーリー原案の策定に向け、「ツーリズムEXPOジャパン2015」などでマーケティング調査を行うことを予定しています。