「恋トリップ」~良縁を神の使い「うさぎ」が結ぶ旅~

団体名
株式会社 生活クラブ
背景

3羽のウサギ伝説が有名な熊野大社がある山形県置賜地域。2014年11月には地域連帯(宮内地区商店街・熊野大社・山形鉄道)が一体となって、ウサギを軸にしたストーリーを発信して北海道・東北の各地から約1,000名の観光客を呼び込むことに成功している。

ストーリー概要

地元を走るフラワー長井線には「ウサギ駅長」も就任しているなど、観光コンテンツとしてさらに活用が進む「ウサギ」ブランドをさらに拡大。熊野大社とフラワー長井線の間の商店街を「ウサギ商店街」と位置づけるなど、電車・商店街・熊野大社と地域の温泉が連携して、ウサギ伝説にあやかった「縁結び」ストーリーの確立を目指す。

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作成した地域ストーリー

2015.10.08

現地資源調査

2015/10/01

”恋とりっぷ”の株式会社生活クラブでは、9月30日に行われたワークショップで資源の再評価を行いました。

そのワークショップでは地域ストーリーの間接補助事業者が把握していない現地資源が挙げられ、その調査を行いました。

<飯豊町仏山展望台>

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飯豊町の田園散居集落の景観を眺望できる展望台です。防風・防雪機能を備えた美しい「屋敷林」の集落を望めます。

秋には田園風景が、冬には雪に覆われた集落を見る事ができます。冬に展望台へ登るには「かんじき」を履くことが必要となるそうです。

<米沢きものフォト・ウォークラリー>

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米沢きものフォト・ウォークラリーは米沢繊維協議会が実施しているイベントです。「米織きもの」を貸し出し、米沢市内のフォトポイントで写真を撮ると言うものです。

利用者は市内の大学の学生など20代前半の利用者が多いのだそうです。

<米沢織 織元の店「織絵夢人館」>

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米沢織の小物の販売や繭細工・紅花染めなどの体験も実施している施設です。この店舗には、織元である「鈴源織物」が隣接しており、こちらでは著名人のオーダーメイドの米沢織なども製作しているそうです。

<鷹山堂>

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米沢織の小物を販売する地元織元メーカー直営のショップです。米沢やその近隣の若手作家のものづくりの商品なども販売し、カフェも併設しています。

まだ余り認知はされていないものの、訪れた女性客の評判は良いのだそうです。

<長井ダム(ながい百秋湖)>

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長井市に伝わる「卯の花姫伝説」で卯の花姫が身投げをした三淵渓谷を眺めることが出来ます。

(残念ながら現在はダム湖となっており近づくことは出来ませんでした。)

<葉山神社>

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長井市白兎にある神社です。この神社には狛犬ではなく2匹の狛兎がいます。また、境内には樹齢140年のしだれ桜があります。

今回のストーリー事業で、コアエレメントとしての「ウサギ」の始発点にならないかと検討しているそうです。

山形県置賜地域の地域ストーリーでは、「ウサギ」がキーワードとなっています。ここで、「白兎」という地名の由来のご紹介です。

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1393年に僧恵法律師が砂金の薬師如来を見つけました。

白狐と白兎の導きで西山に登り、葉山神社を建てて祀ったため白兎という地名が生まれたそうです。

地域には、たくさんの資源が眠っています。株式会社生活クラブではその資源を洗い出し、今回再評価された資源を元に、モニターツアーの開催、オリジナルストーリーづくりを目指します。

2015.09.09

生活クラブ~第1回講演会・ワークショップ~

2015/08/28

(株)生活クラブで、第1回目の講演会とワークショップが開催されました。

その様子をご紹介します。

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まず、本事業の有識者である観光地域づくりプラットホーム推進機構会長の清水愼一氏より、

・ペルソナとは

・ブランドとは

・観光におけるニーズの変化について

・資源→地域資源→観光資源とするためには

というテーマをもとに、事例を交えた講演がなされました。

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つぎにワークショップが開催されました。生活クラブではすでに30代独身女性というペルソナを設定しています。

そのペルソナにおすすめしたい資源を考え、類似するテーマ、カテゴリに分けタイトル付けをするという作業を行いました。

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ワークショップでは

・織物を運ぶためにできた「おりはた駅」と「鶴の恩返し」をつなげ、織物のお土産品

・星空、雪景色、農村風景、県内一古い茅葺屋根等の観てもらう

・ロマン(熊野大社、鶴女房、卯の花姫等、伝説のストーリーを絡めて)

・リフレッシュ(温泉巡り、日常の当たり前の風景を堪能してもらう、風景+α)

・美味しいものを食べる(ワイン、米沢牛、丸茄子漬け、鯉の甘煮、豆乳ソフト)

・癒される(長井市のメガネ屋イケメン、サックス演奏者、おしゃべりなおばちゃんがいるお店、夕鶴の里)

・いい女になるための教養(紅花染め体験、焼物体験)

という様々な意見が出されました。

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生活クラブでは今後、ワークショップで出された意見をもとに、「30代独身女性」にふさわしい、経験ストーリーを作り上げます。

2015.07.23

株式会社生活クラブ~現地視察~

2015/7/9

株式会社生活クラブでは、

「恋とりっぷ」@山形おきたまパワースポット王国プロジェクト事業~良縁を神の使い「うさぎ」が結ぶ旅~

として、山形県置賜地方(米沢市、長井市、南陽市など)の関係者が一体となり、30代女性をターゲットとして想定した経験ストーリーをつくっています。

7月9日に現地視察と会議が行われましたので、その様子をレポートいたします。

≪会議≫

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今回の会議では、現地のヒアリングから得たものをブラッシュアップし、ストーリーにどのように盛り込むかを考える地域資源調査やモニタツアーの実施について、今はまだ認識されていないストーリーを伝えていくためのイメージツールの必要性など今後の活動の枠組みについて議論が行われていました。

≪米沢市内≫

米沢市内の観光名所を回りました。米沢市は杉神社や上杉家廟所など上杉謙信ゆかりの地が有名で、調査当日も修学旅行生が訪れていました。アメリカのケネディ大統領も上杉謙信を尊重しているそうです。

また、特産品である

A・・・舘山林檎(Apple)

B・・・米沢牛(Beef)

C・・・米沢鯉(Carp)

これらを称して、米沢のABC(米沢の特産品を表現したもの)というそうです。

≪フラワー長井線 宮内駅≫

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ウサギの”もっちー”が駅長を務める山形鉄道フラワー長井線の宮内駅です。

白い兎の”もっちー”=駅長

茶色い兎の“ピーター”と”てん”=駅員

近所のカメの亀吉=非常勤助役

3羽と1匹で駅を盛り立てています。

山形鉄道の新入社員が農業高校出身であり、たまたまウサギが手に入り(偶然にも1羽が白兎)、ウサギ駅長を発案したそうです。本来は宮内駅でのウサギ駅長は予定していませんでしたが、熊野大社の3羽の兎の伝説の話と奇しくも一致し今に至ります。

今回の地域ストーリーにおいて、ウサギは重要なキーワードとなってくるそうです。兎が縁結びの便りの使者であることから、ここ宮内駅をストーリーの始発点として予定しているそうです。駅でのグッズの販売も視野に入れているとのこと。

≪新町商店街≫

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宮内にある商店街でありウサギ商店街とも言われています。今回の地域ストーリーでは、出発地点の宮内駅から熊野大社の神主さんが商店街を通り、神社まで方言で案内できればと考えているそうです。

『肉の花屋』や、名前は八百屋だが実は酒屋など商店の名称に特徴があることから、ストーリーへの組み込みを検討中だそうです。

≪酒屋カフェ≫

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うさぎ商店街の仕掛け人の一人が営む酒屋で、小さなカフェスペースがあり団欒が出来るようになっています。以前は熊野大社への観光バスが素通りしていた商店街だったが、ウサギ商店街の取り組みを始め観光客が立ち寄るようになったそうです。

この商店街の取り組みは、地元の方々からも好評で、外の人とのふれ合いができたことで、今まで出来なかった”もてなす”ということが出来るようになったからだと語ります。

この酒屋を見学させていただいている時、小学生が「ただいま!!」と大きな声で入ってきました。酒屋の子どもかと思えば近所の子どもだか。こうした唐突に地域のつながりを感じることも地域ストーリーのアトラクションとなりうるのかもしれません。

≪熊野大社≫

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日本三熊野大社の一つであり、東北の伊勢とも呼ばれ1200年の歴史を誇ります。日本最古のプロポーズが伝わる神社として縁結びに御利益があるといわれているそうです。

この神社の本殿裏の彫刻の中から3羽のウサギを見つけると願いが叶うと言う伝説があり、毎月満月の夜に行なわれる縁結び祈願祭「月結び」では200人の女性が集まるそうです。

彫刻の3羽のウサギを見つけることは難易度が高く、中にはウサギを見つけるために二週間土日を使って通いながら、やっと見つけた女性もいるとか。

ここ熊野大社は地域ストーリーのクライマックスとしての位置付けを検討しており、その後は赤湯温泉への移動を予定しているそうです。