瀬戸内・小豆島 オリーブストーリー

団体名
四国旅客鉄道株式会社
背景

小豆島は瀬戸内海に浮かぶ、人口約3万人の島で、非架橋の島では瀬戸内海で最も住民が多い。瀬戸内の温暖な気候を活かして、およそ100年前からオリーブの栽培が盛んに行われている。島内にはオリーブに関連した観光資源が数多く見られ、観光業も盛んである。2013年からは他の離島と同様に離島振興法の指定を受けている。

ストーリー概要

ガイドによる島の歴史・産業・暮らし語り、オリーブ農家との交流、アート体験、映画等のロケ地でも有名なオリーブのある風景、オリーブを使った食事、瀬戸内海への船旅など、100年以上の歴史を誇り、国内最大の産地である小豆島のオリーブに関連する様々な商品・サービスをベースに、小豆島での良質な滞在を経験できるストーリーを構築し、「オリーブの島」として観光産業の活性化を図る。

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作成した地域ストーリー

2015.10.20

第3回ストーリー制作会議

2015/10/13

”オリーブストーリー”第3回ストーリー制作会議が開催されました。

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まず、9月27日(日)に実施された、30歳から35歳の未婚の女性を対象としたグループインタビューの結果報告が行われました。

インタビューの結果、小豆島については、ほとんど知らないという意見が多かったが、旅のストーリー案については、全員が興味を持ったようでした。

モニターツアーに関しては、小豆島が都心から遠いことや、ツアーの総時間(2日間)が長いという意見が出されたようです。

グループインタビューを通して、インタビュー回答者が抱く小豆島のイメージと現実の小豆島との間にギャップがあるため、そのすり合わせが必要であること、必要ならば、「30代、東京在住、未婚女性」というペルソナイメージを変更してもかまわないという意見も出されました。

インタビュー参加者の旅行の動向としては、旅行先において行き着けになっている飲食店等の店舗があり、そこの従業員に会うという目的で旅をするという意見を得ることができたことから、リピーターを多数獲得できるような選ばれる先になるには、そのような「行き着け感」が必要なのではないかという意見が挙げられました。

次に、株式会社瀬戸内人代表取締役小西氏より、ストーリー案の発表が行われました。

月を追うごとに成長していくオリーブの姿から着想を得、四季折々の小豆島の風景をメインに据えた

「4-COLORS オリーブからはじまるファースト小豆島」

という案です。小豆島が日本のオリーブ栽培の発祥地であるということを押し出した上で、小豆島を、四季を切り口に紹介し、その季節ならではのコンテンツがあることを周知することで、旅行者にとってリピートしたくなる旅行先であることをアピールします。また、食文化や生活文化を実際に体験できるということも旅行内容に盛り込むというような内容でした。

このストーリー案は、グループインタビューの結果や、小豆島オリーブ公園で行われたオリーブ収穫体験での観光動向等と照らし合わせ、11月末のモニターツアーで実証するストーリー案を具体化したものだそうです。

グループインタビューでは、小豆島という土地に関しては好印象であったものの、ツアーという拘束に関して批判的な意見が多く見られたそうです。また、旅の主目的として「現実逃避」が挙げられたことから、余暇をのんびり過ごす目的で来島するのであれば、あまりコンテンツを多く盛り込みすぎないストーリー案にするべきではないかという意見も出されました。

最後に11月27日から29日にかけて予定されているモニターツアーの検討が行われました。

モニターツアーでは日の入りをホテルでゆっくり楽しむために、行程の修正に加え、宿泊施設の部屋割り等の調整が必要であることが挙げられました。

モニターツアーの告知においては施設名が出すぎると、ストーリーのイメージとは異なるものとなる恐れがあることから、表現の工夫がポイントとなってくるようです。

JR四国では、今後の経験ストーリーの映像制作に向け、ターゲット層である「30代前後の東京在住、未婚女性」の像をどう可視化するかについて、さらなる検証を重ねていきます。

2015.09.25

四国旅客鉄道株式会社〜グループインタビュー開催〜

2015/09/19

四国旅客鉄道株式会社のグループインタビューが開催されました。

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グループインタビューには、旅行好きで小豆島に来訪経験のない5名の女性が集まってくださいました。

グループインタビューの前半は、進行役の方から、休日の過ごし方、働き方、趣味趣向(買い物など)、旅行先、旅行先で求めるものなどを伺いました。

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後半は、事業者より、検討された経験ストーリーをもとに、インタビューを行いました。

今回のインタビューにご協力頂いた方は、小豆島に対する興味はあり、オリーブや秋祭り、エンジェルロードなどこの場所でしか見ることのできない資源を体感したいという回答が多いのが印象的でした。

しかし、ツアーについては、自分で行きたいところを探し、自由に観光したいという思いが強いことから、なかなか受け入れられないという意見があり、想定しているペルソナ像とストーリー案とのすり合わせの難しさを感じたようです。

それぞれのコンテンツについては非常に高評価であったことから、商品案にどう繋げていくかが今後の課題となりそうです。

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2015.08.20

四国旅客鉄道株式会社~現地視察~

四国旅客鉄道株式会社では、

『瀬戸内・小豆島 オリーブストーリー ~暮らすような島旅~』

をテーマに、今回の地域ストーリー策定事業を進めています。

瀬戸内海に浮かぶ小豆島は、オリーブの国内最大の産地として有名です。今回、小豆島のオリーブに関連する様々な商品・サービスをベースに、ツアーを開発し、「オリーブの島」としてのブランディングを目指しています。

今回は現地視察の様子をご紹介します。

【㈱かんかけタクシー】

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参画事業者でもあるドライバーの方との意見交換を行いました。島内での公共交通がないため、島民の生活移動手段としてタクシーが利用されているそうです。観光客もタクシーの利用者が多く、島内を案内するサービス等も実施しています。

【エンジェルロード(天使の散歩道)】

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エンジェルロードは、1日2回、干潮時に現れる砂の道です。「恋人の聖地」としても知られています。

時間によっては、潮が引きすぎてしまい、砂の道が広くなりすぎてしまうことから、雰囲気を感じるには、絶妙な時間帯を狙う必要があるとのこと。

【リゾートホテル オリビアン 小豆島】

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参画事業者である総支配人との意見交換を行いました。オリビアン小豆島は、「ウェルカムベイビーの宿」に指定されており、小さな幼児を連れた家族連れの宿泊者が多いそうです。また、30代後半の女性や高齢者の女性にも人気のホテルとなっています。

今回の意見交換の中で、島内の2次交通の問題、冬の集客が今後の課題となっているとのお話を伺いました。

【小豆島オリーブ園】

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園内にはたくさんのオリーブの木があり、中には樹齢100年の樹木も群生している日本唯一の場所です。

食品オイルや化粧品用のオリーブオイルを中心に、オリーブを使った様々な製品を販売しています。

100%小豆島産オイルで商品化しているもは人気が高く、2~3ヶ月で売り切れてしまうそうです。

【寒霞渓】

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寒霞渓は国立公園にも指定されており、特に秋の紅葉が美しい景勝地です。ロープウェイで山頂まで上がり、すばらしい景色を眺めることができます。山頂は展望台や休憩施設なども充実しています。

【道の駅 小豆島オリーブ公園】

オリーブの木々に囲まれた公園で、ギリシャ風の建物と様々な体験を楽しむことができます。当日は管内の職員の方にオリーブの木やハーブの詳細な説明に加え、美しい写真が取れるポイントや、面白い写真を撮るコツを教えていただきました。

ガイドは常時実施していないことから、今後イベント的に実施し、有料でガイドのプログラムがあると良いと感じました。

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【二十四の瞳映画村】

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小豆島を舞台にした、映画「二十四の瞳」のロケ用セットを改築した場所で多くの観光客でにぎわっている小豆島の観光名所のひとつです。当時のセットや愛用していた調度品などの展示も行われています。

小豆島は自然が多く残っていること、宿泊施設などの施設が整っていることから、映画、ドラマ、CMの撮影撮影場所としても好まれているそうです。近年では実写版の「魔女の宅急便」の舞台にもなりました。

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今後の予定として、四国旅客鉄道では来訪者アンケート等を実施する予定です。